8BIT MUSIC POWER LIVE COMPLETE、大盛況でしたねー。

9年前のLo-bit Playgroundで烈火縛りライブをやった時に、烈火の曲はもう封印しようと思って。
だって、オレなんてただでさえ「烈火だけの人」だと思われがちなのに、いつまでもソレばっかりやってたらもう完全に、過去の遺物に頼りきりイメージが加速するばかりぢゃないっすか。
そーゆーの大っキライなんで、もうやらない腹づもりでいたんですよ。
いたんですが、RIKIさんからは以前からずーっと烈火ファンをアピられ続けていてね。
キラキラスターナイトの依頼を請けた時に「烈火風で」と云われたのを断って、8BMPの時も「烈火調で」って要望を突っぱねて、2月のライブでも「烈火で」って来たからスルーした。
ただ、RIKIさん、メチャメチャ頑張ってるんでね。
それは、オレらのために頑張ってくれてるって事にも繋がるんで、今回はそーゆー遺物事情などグダグダ考えず、RIKIさんが喜ぶ内容にしてあげようと思った。
そしたら、RIKIさんももう諦めたんでしょうかね、今回のライブに限って烈火的要望も出さずに神妙にしているモンだから、おかげでサプライズ性も増したし丁度よかった。
あと一応、8BMPやキラスタDXで、たった1曲とは云え新曲を披露しているし(つーか、誰も知らないところでゲー曲は作ってるんですがね)、もう終わってる感もある程度は払拭されているっつー余裕も手伝ったんでしょーね、烈火をやってもいい心境になった。
ちなみに今回は、8BMPの曲「Testpattern」のPCMパートのコードをメインにした導入部から烈火に移行して2曲、最後にまたTestpatternに戻る構成をシームレスでやってみましてん。
サウンドブックでも云ったけど、オレ曲のPCMパートってスネア以外は全部隠し味なので、実はあんなにコードがいっぱい鳴ってる事に気付いてない人の方が多いんじゃないかと思いマス。
あと、烈火の部分も100パーNSD.Lib製です。イチから作り直した。おかげで前日に余計な徹夜をするハメになったんですが。

前回もそうだったけど、いいイベントでした。
オレが客だったら、1番手のOmodakaさんだけで、その日のチケット代が回収できたと思えちゃうぐらいのお得感だったのに、最後のサカモト教授までずーっと飽きずに堪能できた。
テメエの出番に関しては、モニタースピーカーからハイが聴こえなくて難儀した。
演奏中は手元で曲を展開させたり、エフェクターを操作したりしてたんだけど、裏パートのフレーズが上昇するとか、ハットの音が消えるとか、高音の変化を合図に曲を展開させるつもりで仕込んでたから、曲の節目を度々見失ってしまい、結局はいつものお粗末を織り交ぜるパターンですよ。
「烈火の曲スゲー盛り上がった」なんてお世辞も云われたりしたが、モニターと苦闘しながらの操作に必死すぎて、お客さんの反応なんか全っ然見れてなかったんで、正直あんまり盛り上がった実感が無くて、それに関してはメチャメチャ惜しい事をしたと後悔しきりである。

まあ、失敗以外はホントにいい事づくめだった。
ライブ終了後、スタッフ全員で集合写真を撮ったんだけど、オレの前に慶野さん、両脇に小野さんと中潟さんがいるんだから、ナムカーだった中高の頃のオレに会って自慢してやりたいぐらいだ。
そうそう、中潟さんが来たんですよ。
中潟さんって、オレが入るまでのK社のサウンドを外注として請けてた方なので、入社して一番最初にお世話になって、ファミコンとゲームボーイで共作もしたんだが、あれから四半世紀、あの頃と同じファミコンというフィールドで再会を果たすんだから、いい意味で奇妙だった。
久しぶりにいっぱい喋ったけど、なかなか感慨深いモンがあって、それでも足りないぐらいだった。
いっぱい喋った中に、もちろん最近のファミコン音源事情の話とかもあったんだが、昔は全サウンドを8192バイトに収めてたのに、8BMPではたった1曲に8192を使い、それとは別にPCM用に8192使えるって云ったら、さすがに驚いてたね。
オレら、ファミコンリアルタイム組からしたらそれだけでも驚きなのに、さっき云ったような、ほとんど聴こえないぐらいの小音量でPCMをフルに使うなんて、そんなん無駄すぎて出来ないですよ。

あと、quadさんとか、コナミの藤尾さんとかに「サウンドブックの音源を収録したんですって?」ってツッコまれて狼狽した。
quadさんはプロのエンジニアで、しかもファミコンにエライ精通しており、10年前に烈火のサントラを収録した時なんかファミコン本体をバラして、基盤から直で音源を拾ったぐらいだ。
藤尾さんはコナミのサウンドの方で、何つってもコナミをファミコンサウンド界最強の地位に押し上げた、あのドライバーを開発した張本人であり、つい最近も自身の音源であるMADARAやラグランジュポイントの収録に試行錯誤されてたと聞く。
そんな偉大な巨人たちの前で、ファミコン音源を収録しましたヅラができる訳もなく、なかなか肩身の狭い思いをした。いや参った参った。